【状況】
地球の気温が上昇を続けている。このことが世界的な異常気象の発生につながっているといわれている。日本でもコレラなど熱帯特有と思われていた病気が発生するなど地球温暖化の新たな問題点が現れはじめている。
また、温暖化はファッションに敏感な人にもやがて次のような問題を提起することになる。
【分析】
動物のエネルギー消費量は、体重の3/4乗に比例して大きくなる。つまり、からだが大きいと体重の増加分に対して1/4乗分だけ節約できる。これはからだが大きいほど表面積の割合が体積に対して小さくなり、生命活動に必要な体内で発生させた熱エネルギーが外部に逃げていく場所が少なくなるからである。だから、寒いところの動物ほどからだが大きい傾向がある。
例えば、同じクマの仲間でも北極に住むシロクマは熱帯に住むマレーグマより身長で50%、体重で10倍も大きい。前述のように北極という酷寒の地に適応するにつれて、からだが作る熱エネルギーがからだの表面から逃げるのを減らすためからだが大きくなっていったと考えられている。
【結果】
温暖化が進むとからだから逃げる熱を心配する必要がなくなるため、からだが大きい必要がなくなる。またからだが小さい方が摂取する食物の量も少なくてすみ、個体群の維持に有利になる。
このことから温暖化が進むと人間の身長も小さくなり、小柄になっていくはずである。
実際に日本人の平均身長は、17才男子基準で、1948年の158.2cmから1993年には170.7cm、1995年に171.1cmと大きくなっていったが、なんと温暖化が問題になりはじめた2002年には170.7cmへと小型化した。
これは日本人が欧米のようなスラッとした体型への進化傾向から再び小柄でずんぐりした体型に戻っていくことを指し示しているといえるのではないか。このことがファッション文化に与える影響は非常に大きいと断じざるを得ない。
大きくなりたかったら温暖化を進めないようにエネルギーの無駄づかいはやめよう!
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