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電球形蛍光灯
解説テキスト

【状況】
電球と同じような大きさ・形の電球形蛍光灯。なぜ電球形蛍光灯をみんなが薦めるのか。

【分析】
[電球の光るしくみ]
フィラメントに電気を流すと電気抵抗によってものすごく熱くなる。物質はなんでも高温になると光を発する。そのためフィラメントが発光し、電球が明るくなる。
電気を熱にして光を作るから効率が悪く、電気をたくさん使う。
[蛍光灯が光るしくみ]
蛍光灯の中には少しだけ水銀が入っている。このわずかな量の水銀を電気で熱して気体にする。同時に電気を流すと蛍光灯の中には端から端まで電子が飛ぶ。この電子が気体になった水銀にぶつかると紫外線が発生する。この紫外線がガラスの内側に塗られた蛍光体にぶつかると光を発する。こういう物質のもつ性質で蛍光灯は光る。
いったん熱にしてから光る電球と比べて蛍光灯は、電子の運動から直接光を作るから効率がいい。つまり電気を使う量がだいぶ少ない。
蛍光灯の欠点は、水銀が気体になるまでの間あまり明るくないことだが最近はだいぶ改良されている。明るくなるのが遅いとあまり感じることもない。
ただし、電球と違い電球形蛍光灯は、ふつうの長い蛍光灯では器具の方についているインバータ点灯の回路をひとつひとつの蛍光灯自体に内蔵するため、その分は無駄になってしまう。
電球と比べて蛍光灯は、同じ明るさ同士で比べた場合、電気の使用量で1/5、80%も節約できる。

【結果】
しかもフィラメントを常に痛めている電球と比べて痛めるところがあまりない蛍光灯の寿命は、3倍〜10倍も長持ちする。値段も下がってきたこともあり、電球形蛍光灯への切り替えが進んでいる。また日本の電機メーカーは、国内において電球(白熱電球)の生産を終了または原則大減産をしている。


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