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バイオディーゼル燃料
解説テキスト

【状況】
バイオエタノールとともに植物からできるもうひとつの燃料バイオディーゼル燃料。バイオディーゼルは、菜の花の種(ナタネ)やひまわりの種、大豆など植物の油をディーゼルエンジンでも使えるようにアルコールと混ぜたもの。
植物の油から作られる燃料だから二酸化炭素が増えない。また、燃やした後のにおいも通常の原油から作られるディーゼル燃料とちがっていいにおい。

【分析】
現在はまだふつうのディーゼル燃料よりちょっと高めだが、植物油から作れる簡単な生産方法なため世界各国で急速に拡がっているため、安くなる傾向にある。
ふつうのディーゼルエンジンから出る黒い煙(硫黄酸化物)や窒素酸化物が少なくなるため環境にいいだけでなく健康にもいい。日本ではB3燃料というバイオディーゼル燃料が3%混じったディーゼル燃料を使うことができる。また京都市では使い終わった天ぷら油が原料のバイオディーゼル燃料が20%混じったディーゼル燃料で市営バスを走らせている。バスのうしろでは天ぷら屋さんのにおいがする。

【結果】
バイオエタノールよりも身近な環境対応ではあるが、バイオディーゼルもバイオエタノール同様、問題は食べ物との競合。食べ物でバイオディーゼル燃料を生産する限り、農家はより高く売ることができる方に販売するため食料供給の面で不安の種を残すことになる。


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