[道その12] お米はどんなながれでわたしの家に届くのですか?
平成16年4月1日の法律の改正で多様な流通が可能となり、流通が大きく拡がった。
改正前:
農家が作るお米は、計画流通米と計画外流通米にわかれ、計画流通米には政府が買い上げる「政府米」と「自主流通米」があり、政府米は政府が買い取り、一部を備蓄米とし、残りを一部のお米取扱業者に売り、さらに業者が小売店に販売し、家庭へと流通した。自主流通米は、農協の上部団体である全農が運営する「自主流通米価格形成センター」で毎年値段を決め、一部のお米取扱業者に集められ、小売店に販売され、家庭へと届いた。計画外流通米は、一部の農家が直接、家庭に販売した。
改正後:
計画流通米と計画外流通米の制度が実質なくなり、下記のように自由に販売できるようになった。コメ価格センターは、自主流通米価格形成センターの名称が変わったもの。ただし、以前は、お米の銘柄などによって異なる価格をつけることがなかあったが、現在は、産地や銘柄によって異なる価格を決めている。
1 生産者→集荷業者→小売店→家
2 生産者→集荷業者→コメ価格センター→小売店→家
3 生産者→集荷業者→政府→小売店→家
4 生産者→集荷業者→家
5 生産者→コメ価格センター→小売店→家
6 生産者→小売店→家
7 生産者→家