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オゾン
解説テキスト

【状況】
毒性が強いオゾンが、殺菌や脱臭に利用されはじめている。

【分析】
オゾンは、安定した分子である酸素に、紫外線をあてるか、放電をすると発生する。
酸素は、酸素原子が2つでできているが、オゾンは、酸素原子3つでできている。安定してるところに余分な1つがくっついているのだから不安定である。つねに酸素に戻ろうとして、まわりのものに余分な酸素原子1つをくっつけようとする。その結果、酸化をおこす。
オゾンの強力な毒性は、このものすごい酸化作用のためである。
このオゾンの強い酸化作用は、人のからだには有毒だが、細菌や不純物を取り除くためには好都合。殺菌や消毒のあと、オゾンはなくなってしまい酸素が残るだけだから後手間がいらない。
この特性を活かして、水道などの水の殺菌に使われている。東京や大阪の水道水から塩素の臭いが少なくなったのは、オゾン殺菌のおかげである。
オゾン殺菌の欠点は、一般的なものに使用すると、ゴムやプラスチックが痛んでしまい頻繁に使用するとすぐに劣化してしまう。また、オゾンが漏れれば人のからだにもよくない。

【結果】
オゾンだけでなく、どんなものにも一長一短があるもの。技術はうまく使わないといけない。


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